香り巻とかしそ巻って何? という方のために

松田屋のしそ巻ができるまでを公開します!さっそく工場へ入ってみましょう!

もちろん防犯対策ばっちりセコムしてます。
※注:営業時間中の従業員はセコムされません
まずはみそを作る工程を見学させてもらいます。
材料を全部大がまに入れて練ります。
人がオフロ代わりにできそうな大きさのお釜です。

みそ練り当番さんのコメント
「みその色、固さがいつも一定になるようにしています。」
「みそがダマにならないように練ります。」
ねりねり

左下の手は、写真に入りたい本日のみそ練り当番です。
20分以上練っていい感じに。
お釜から容器に移し替えます。

みそ練り当番さん、よそ見してこぼさないように。
完成!
お釜から出たてで、ほやほやと温いです。

異物が入らないように、素早くフタするのも忘れずに。

みそができたので、次は製造部に移動です。

みんな真剣に香り巻を作っています。

ちょっとのぞかせてもらってもいいですか…?
まずは香り巻から見せてもらうことにします。
松田屋のしそ巻には、大きくわけて2つの種類があるのです。
こちらの香り巻は、緑の大葉でみそをくるんで、油で揚げたもの。
黒い志そ巻に比べて、サクサクと食べやすいです。
さっきのみそを、みそ皿に取って、各巻き人さんの机にセット。

大葉を広げたら、へらでみそをすくって葉の上に。
ちなみに大葉は国産のものを使用しています。

くるくるっと巻いて

串に刺していきます。

規格の数を串に刺したら、よぶんな葉をカット。

決められた範囲内の重さになっているか、秤にのせてチェック。

このように、香り巻の巻き作業は全てが手作業です。
しかし、みんなスゴイ速さで巻いて刺してカットしてます。
しかも重さが一定!
みそをすくってるのは、へら一本なのに!
こうして見ている間にも、次々と香り巻が作られていきます。

次は志そ巻の製造工程を見学。
赤しそでみそを巻き、焼いて仕上げます。
香り巻に使っているものと大きさを比較してみました。
志そ巻用の方がずいぶん大きいです。
志そ巻の方は香り巻と違って、葉が塩漬けになってて柔らかいので
機械で製造することができます。
まずはラインにしそ葉を広げてセット。

ライン上でみそを乗せられ丸められ。

山のように積もっていきます。

拡大。キャンディに似てる・・・

こちらも押し切りで端っこをカット。

この端っこカットと串刺し作業は人がしなければなりません。
端っこ切るのも職人ワザです。
シロウトが切るとぼそぼそになります。
この押し切りを研ぐのも職人ワザ。
ベテラン職員が自ら研磨しています。
串に刺されて、香り巻同様にバットに並べられていきます。

一次加工された物は、今度は松田屋第2工場に移動します。

香り巻の揚げ工程から見学。
バットに並べられてやってきた香り巻たちを、1本1本、網コンベアにのせていきます。

工場責任者のコメント
「製品が規格に沿っているかチェックして、ダメな物は外しています。」
「油は大変高温なので、やけどしないよう気をつけています。」ずんどこずんどこ。

油に入りまーす。

ぶくぶく。

カラっと揚がって出てきました!

出てきた香り巻を迎え撃つのは
秘伝のタレ。わかりにくいですが、上から吹き付けてます。

また1本1本、人の手でバットに上げられていきます。

これで完成です!

志そ巻は、こちらの焼き機で焼きます。
志そ巻は特殊機械を使う工程が多くて、お見せできない部分が多いのが残念です。

そして最終工程、包装出荷部へ。

先ほど揚げられた香り巻がそれぞれの形態に包装されていきます。
こんな感じで箱につめられバンドをかけられトラックに乗るのを待ちます。

出荷責任者のコメント
「異物が入らないように、衛生管理には特に気をつけています。」
「賞味期限などの印刷内容もチェックしています。」
運送会社さんが集荷に来てくれました。
無事にお客様の元まで届きますようにと、祈りを捧げて見送ります。

いかがでしたでしょうか。
商品1パックを作るのにも、こんなに工程があるんですね。
どの部署も、お客様においしく召し上がっていただくために
日々がんばって作業しています。
商品を見かけたら、ちょっとでも思い出していただければ励みになります。
これからも松田食品をよろしくお願いいたします。